韓国唯一の史跡型公園である慶州国立公園は、智異山に次ぎ、1968年、二番目に国立公園に指定された。仏教文化の白眉である仏国寺や石窟岩を含んだ吐含山、「仏教露天博物館」と呼ばれる南山を含む8つの地域の総面積は137.1 ㎢に達する。
保存状態の良い新羅文化遺跡が美しい自然景観と調和しているので、歴史教育の場として活用されている。また、1979年、ユネスコにより世界十大遺跡の一つに指定されるなど、その価値は世界的に認められている。
慶州国立公園は、国立公園に指定されてから慶州市が管理したが、2008年より国家管理システムに編入され、現在は国立公園管理公団が管理を行っている。