閑麗海上国立公園は1968年、韓国で4番目、海上公園としてははじめて国立公園に指定された。慶尚南道・巨済市・只心島から全羅南道・麗水市・梧桐島まで300里の船路には大小の島々と美しい自然景観が調和する海洋生態系の宝庫である。
尚州•錦山地区、南海大橋地区、泗川地区、統営•閑山地区、巨済•海金剛地区、麗水•梧桐島地区の全体面積は約545.63㎢であり、72.3%が海上の面積である。船路がもっとも美しいことで名高い閑麗水道は、69の無人島と30の有人島が宝石をちりばめたように散在している。
中生代堆積岩の丘陵性山地が北東と南西方向に伸びており、大小の岬や島々、半島へと続くリアス式海岸の特性が良く現れている。
主な樹種の松、黒松、椿、コナラ、アベマキやナゴラン、マヤラン、ミツガシワ、ショウコウミズキなど1,142種の植物が自生している。動物はカワウソ、ヤマネコ、アナグマなど25種のほ乳類と115種の鳥類、9種の両生類、16種のは虫類、1,566種の昆虫、24種の淡水魚が棲息している。