1988年、20番目の国立公園に指定された。湖南正脈の巨大な岩の流れが南海で行き止まり、聳え立つ花崗岩が長い歳月を経て、現在の月出山の姿となった。
月出山の面積は56.1㎢と、比較的小さいが様々な動植物が分布しており、20の国立公園の中で、3番目に多くの文化財を保有している。月出山の頂上は天皇峰(809m)であり、新羅時代から天に祭祀が行われた場所として知られている。
月出山の景色は天皇峰を中心に東北と西南とで大きく異なる。
東と北は大きな岩が緩やかな稜線の間で雄壮な風景を織りなし、西と南は大小の岩がまるで石塔のような形をしている。
月出山は、植物は椿、アカガシなど計693種、動物はほ乳類19種、鳥類79種、両生・は虫類14種、魚類31種、昆虫678種など計821種が棲息している。